【家族向け】認知症=物忘れは誤解!?|4大認知症の特徴を詳しく解説

【家族向け】

こんにちは。さかもとです。
記事をご覧いたいただきありがとうございます。

「認知症」と聞くと、
物忘れがひどくなる病気
とイメージされがちです。

ですが実際には、物忘れが目立つのはアルツハイマー型認知症の特徴の一つにすぎません。

認知症の減となる病気は70種類以上あると言われており、その中でも特に多く、知っておきたい代表的なものがいわゆる
「4大認知症」です。

それぞれのタイプによって
・最初に出やすい症状
・進み方
・気づきにくさ
等大きく異なる部分があります。

今回は、「認知症=物忘れ」という誤解をほどきながら、
4台認知症の特徴と違いを分かりやすく解説します。

1.認知症=物忘れは誤解|4大認知症を知る意味

認知症という言葉が広く知られるようになった背景には、患者数がもっとも負いアルツハイマー型認知症の存在があります。

アルツハイマー型認知症は全体の6~7割を占めるため、「認知症=物忘れ」というイメージが定着しました。

しかし、物忘れが主な症状ではないタイプの認知症も多く存在します。

そのため、
・性格の問題
・年齢のせい
・うつ状態
と誤解され、発見が遅れてしまうケースも少なくありません。

だからこそ、アルツハイマー型認知症を含む代表的な4つの認知症の違いを知っておくことがとても重要です。

2.アルツハイマー型認知症|ゆっくり進む物忘れが特徴

アルツハイマー型認知症では、「βアミロイド」や「タウ」といったタンパク質が脳に蓄積し、神経細胞の働きが徐々に低下することで発症すると考えられています。

蓄積自体は早い人で40代頃から始まり、実際に賞状として現れるまでに10年以上かかるともいわれています。

発症前~初期の特徴
・物忘れの自覚があり、不安感を抱きやすい
・時間の感覚がわからなくなり始める
・住み慣れた環境では大きな支障なく生活することができる
この時期に治療や支援を行うことで進行を遅らせたり、防いだりすることが期待できます。

発症中期の特徴
・夕飯を食べたこと自体を忘れるなどエピソード自体の記憶が抜け落ちる場合がある
・モノとられ妄想や徘徊といった周辺症状(BPSD)が見られるようになる
・家電操作や着替えが難しくなってくる

発症後期の特徴
・会話が困難になる
・身体機能が低下し、介助が必要になる
・誤嚥性肺炎や栄養不良のリスクが高くなる

進行は個人差がありますが10~20年かけてゆっくり進むことが特徴です。

3.レビー小体型認知症|幻覚・幻視と日内変動が大きな特徴

レビー小体型認知症は「αシヌクレイン」というタンパク質からなるレビー小体が大脳皮質に蓄積することで起こります。

アルツハイマー型と比べて個人差も大きく、進行が比較的早い(3~8年程度)とされ、症状では日内変動の大きさと幻覚・幻視が特徴です。

発症初期の特徴
・幻覚・幻視(人や動物・虫が見える)
・うつ症状や無気力
・睡眠中に大声を出したり暴れる

発症中期以降の特徴
・意識がはっきりしている時間とぼんやりしている時間が交互に訪れる
・手足の震えやこわばり(パーキンソン症状)
・めまい、便秘、失禁などの自律神経症状

「昨日は普通だったのにまるで別人」と感じられることも多く、家族が戸惑いやすい認知症です。

4.脳血管性認知症|脳卒中後に段階的に進行する

脳血管性認知症は脳梗塞や脳出血などの脳卒中が原因で起こります。
原因が明確で、治療や再発予防の方針が立てやすいという特徴があります。

特徴的な進み方
・脳卒中を繰り返すたびに段階的に悪化
・再発しなければ状態が安定することもある
・梗塞・出血部位によって様々な症状がある

発症前の特徴
・脳卒中が発覚する前は「ろれつが回らない」「手足に力が入りにくい」「物が二重に見える」といった症状からの嘘中が発覚することもある
・大きな発作がなくても、小さな脳卒中を繰り返すことで気づかぬうちに進行していることもある

発症初期の特徴
・不安・うつ・意欲低下が前面に出やすい
・一方でリハビリ効果がでやすく、前向きになりそのまま軽快していくこともある
・物忘れは目立たないことが多い
・言語障害等から引きこもりになりがちで、社会とのかかわりが減っていくこともある

発症中期~後期の特徴
・1年ほどでリハビリの効果が得られにくくなる
・感情を抑えきれずに泣いたり・怒ったり欲求のコントロールが困難となる
・料理やリモコン操作が難しくなる
・寝たきりになり、嚥下障害・栄養不良などのリスクが高くなる

「まだら認知症」といわれることもあり、できることとできないことの差が大きくなりやすいです。

5.前頭側頭型認知症|脱抑制と呼ばれる症状が性格の問題と誤解される

前頭側頭型認知症は、前頭葉・側頭葉が委縮することで起こります。

これらの部位は感情を抑え込むブレーキの役割を担っています。
それらが委縮することで、感情の抑制や社会性の低下が前面に出やすくなります

代表的な症状
・万引きや危険行動などの脱抑制
・身だしなみに無頓着になる
・他人への関心が薄れる
・同じ行動や食事への強いこだわり

65歳以下で発症する場合は指定難病であり、「問題行動」「性格の変化」として扱われやすく、発見が遅れやすい認知症の一つです。

6.認知症の早期発見のために大切な視点

様々な書籍やネットの情報では「認知症=物忘れ」といった誤解が多く存在しています。
しかし実際にはこのように様々な初期症状があります。
・怒りっぽくなった
・幻覚が見える
・無気力になった
・性格が変わったように感じる

これらもすべて認知症のサインであるある可能性があります。
正しい知識を持ち、「年のせい」や「性格の問題」と片付けず、違和感を覚えた時点で専門家に相談することが早期発見・早期支援につながります。

また、各周辺症状(BPSD)に合わせた関わりかたは以下の記事でまとめています。合わせてご覧ください。
・幻覚⇒【家族向け】認知症の人に見られる幻覚・幻聴とは?原因と対応方法・対策のヒント
・徘徊⇒【家族向け】認知症の母がいない…?|認知症の方が徘徊してしまう原因と対応・対策
・拒否⇒【家族向け】素直に言うことを聞かない…|認知症の方が拒否をする原因と対応・対策
・妄想⇒【家族向け】認知症の方の妄想・作り話の原因と対応方法

最後までお読みいただきありがとうございました。
ご質問・ご相談がある方はこちらのお問い合わせページからお気軽にどうぞ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました