【家族向け】認知症予防とは?「もしかして認知症かも…」と思った時に知っておきたい前段階の考え方

【家族向け】

こんにちは。さかもとです。
記事を開いてくださってありがとうございます。

「最近、物忘れが増えた気がする」
「これって歳のせい?認知症?」
ご家族の変化に気づいたとき不安になること、ありますよね?

今回は、認知症予防や「認知症かもしれない」と感じた時にしておいてほしい「前段階の考え方」について、できるだけわかりやすくお話しします。

1.認知症とは?|「病気」でははなく「日常生活に支障が出ている状態」

よく誤解されがちですが、認知症とは「病気」そのもではなく「状態」を表す言葉なんです。
それは、
認知機能の鄭あによって、日常生活に支障が出ている状態
のことを指します。

つまり大事なのは、病院での様々な検査結果のみならず、
その人の生活がどうなっているのか
ということなんです。

そのため、認知症への対応やケアも
「病気を治す」というより、生活の中で困っている部分にどう関わるかが重要です。

2.物忘れと認知症の違い|加齢による物忘れと認知症の見分け方

ここで、記憶の仕組みについて簡単に解説します。
「記憶」とは3つのプロセスからなります。
①覚える
②覚えた記憶を保持する
③必要な時に記憶を思い出す

加齢とともに起こりやすい物忘れは③「記憶を思い出す力」が弱くなることが多いです。
長い人生の中でたくさんの記憶をしてきているため、その中から必要な時に必要なことを思い出すことは時間がかかってしまいます。
例えば、
・今日の夕飯に何をたべたか思い出せない
・財布をどこに置いたか忘れてしまう

しかしこれらは①の「覚える力」が保たれているため「そういえば○○だった」と時間をかけたり、ヒントがあれば思い出せることが多いのが特徴です。

反対に認知症では、①「覚える力」が弱くなっていきます。
例えば、
・夕飯を食べたこと自体を覚えていない
・財布をしまった記憶がなく、「盗まれた」と思いこむ

③の「記憶を思い出す力」は比較的に保たれています。そのため、まだ①の覚える力が備わっていた頃のことは覚えていたり、話したことを覚えていないのでその時の話を何度も話したりするのです。

この違いが、加齢による物忘れと認知症による物忘れの違いです。

3.高齢者=老化ではない|年齢だけで判断しない視点が大切

もう一つ大切な視点があります。

年齢とは、ただの数字であって老化の進み方は人それぞれ
ということです。

「高齢者だから…」
「どうせできないでしょ」

といった決めつけは知らず知らずのうちに認知症を進めてしまっている可能性があります。
例えば、
・「スマホを使いたい」という訴えに「どうせ使えないでしょ」と触らせない
など、

これは、悪気はなくてもご本人の意欲や自信を下げてしまう行為になってしまいます。

4.認知症の前段階で低下しやすいIADLとは?家族が見るべきポイント

認知症を考えるうえで、手段的日常生活同と呼ばれるIADLはとても大切なので、触れておきます。
IADLとは
・掃除
・洗濯
・料理
・買い物
・金銭管理

など、社会生活を送るために必要な生活動作のことです。

これらがうまくいっていない際に「年齢だから仕方がない」と片付けてしまうと
・認知症のサインを見逃してしまったり、
・結果的に認知機能の低下を進めてしまう

といったことが考えられるため危険です。

また、このIADLについて難しくなった際にご家族であれば手伝ってあげたい気持ちが強くなると思います。ですが、
・できることは最大限自力でやらせる
・困ったところだけ手助けをする
というバランスです

ここでいう「自力」とはすべてを一人でやるということではありません。
例えば、
・掃除や洗濯は大変だから代行サービスを使おう
・買い物はネットで済ましてしまおう

と、自分でできないところを補おうとする行為も「自力」のうちの一つです。
ただし、日常生活に支障が出ていることは変わりないため、注意深く見守っていく必要があります。

5.認知症予防で大切な生活習慣|前段階から意識したい5つのポイント

認知症の多くは脳の働きが関係しています。
そして、脳も体の一部です。脳が健康でいるためには体が健康である必要があります。
そのため、基本はシンプルです。

①健康的な食事
②快適な睡眠
③適度な運動
④人との関わりを持ち続けること
⑤好奇心や自発性を持てること

特に大切なことは④と⑤です。

脳トレだけでは不十分なこともあります。

認知症予防というと脳トレばかりに目が向きがちですがその結果、
・人との会話が減る
・外に出なくなる

のであれば逆効果になることもあります。
認知機能を保つには④の人とのコミュケーションが精神の安定にもつながりとても大切です。

大切なのは「やらされている予防」より「やりたいこと」です。
⑤の「好奇心」や「自発性」は
・無気力感を減らす
・生活の質(QOL)を高める

ことにつながり、「日常生活に支障が出る状態」から遠ざかることとなります。

6.認知症の前兆かもと思った時に考えること|まとめ

今回は「加齢」と「老化」の違いや認知症予防について解説しました。
・加齢では、具体的なエピソードは覚えているが、細かい内容を思い出せない
・老化では昔のことは覚えているが、最近の出来事やエピソード自体を覚えていない

そのため、昔の話を何度もしたり、食事などやったことを「やってない」と言い始めたら要注意です。

また、認知症予防についても体が健康にいるための基本的なことに加え、
・人と関わること
・好奇心を持って取り組めることに出会うこと
が大切です。

また、認知症の初期症状や治る可能性のある症状については以下のブログで詳しく説明しています。合わせてご覧ください
【家族向け】家族が認知症かも?と思ったら|初期症状や起きることについて

最後までお読みいただきありがとうございました。
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